破れ、色泣き、綴じ糸・キルトの有無などの検品を行った後、汚れのひどい所には前処理剤(タンパク分解酵素、多目的洗浄剤)を塗布します。
前処理剤を塗布するとき、側生地の破れや、中わたの噴出しが起こるため『ゴシゴシ』と擦りません。汚れは溶かして分解させます。
フレスコでは、漂白剤、アルカリ剤、溶剤はふとんを傷めるので一切使用しません。
漂白剤を使うと、布団の側生地や中わたを傷めるおそれがあるからです。漂白剤を使うと、汚れの色 だけはとれますが、実は汚れ自体はとれていないのです。
この後布団の空気をしっかり抜いてすし巻き状にし、丸洗いする前に、約半日『洗濯待ち』をします。『洗濯待ち』をさせる事で、酵素の働きを持続させ、汚れを分解して洗い流しやすくします。
※長年付着したシミは変質しており完全には取れませんので予めご了承ください。